記事一覧

2018夏キャンプ 無事開催しました!

ファイル 277-1.jpg

遅くなりましたが、8月17日~20日に、夏のキャンプを無事開催しました。
新幹線・在来線・路線バスを乗り継ぎ、東京駅から奥多摩駅・丹波山村村まで、東京を大横断し、山梨県丹波山村で3日間、大自然・大秘境の東京を楽しみ、最終日は都心の観光スポットを観光して、終了しました。
参加者は夏のキャンプとしては最多の35名、小学2年生~中学3年生まで。スタッフは、高校1年生から、良い大人まで、これは過去のキャンプ最多の26名。
丹波山村の夜は、予想以上に冷え込み、夏のキャンプなのに何故か(陽気は)寒いキャンプに。シャワークライミング、コンニャク作り、ワサビ収穫、影絵、草木染、川遊び、釣り、ナイトウオーク、流しそうめん、東京クイズ、虫取り・・・などなど、プログラムも満載でした。

以下、夏のキャンプ後の後記です。

●こどもたち向け キャンプ後記 「よーく、目を凝らして(こらして)見てみよう 」

今回のキャンプで、電車での移動も含めれば、東京の東から西まで、スミからスミまでみんなは行きました。思い出
してみてください。東京駅や、最終日に観光した都会だけが、東京の思い出、イメージで残ってしまっていませんか。
でも、電車やバスからは、いろんな街が見えたと思います。背の高いビルばかりの街、普通の家ばかりの街、山と川
ばかりの街。人がたくさんの街、人が少ない街、店がたくさんある街、コンビニもないよう街。キャンプで過ごした丹波山村も、ほとんど東京と言って良い場所だし、最後に着いた奥多摩駅や、丹波山村に向かうバスの途中にあった、湖(ダム)は東京都です。東京と言っても、みんなが思うような都会の東京は、東京全体の中のごく一部だけです。
次に東京に来るときは、よーく目を凝(こ)らして、東京の街を見てください。パッと目につく、にぎやかで、華(は
な)やかな、とっても目立つ場所・物、人だけを見ず、少し目を違う所に移して、目立たないところも見てください。
例えば、渋谷や原宿は、にぎやかな通りから少し奥に入れば、人も少なく、静かな、気仙沼の街と変わらないような
場所がたくさんあります。きれいで華やかな場所とは正反対の、地味できれいとは言えない場所もたくさんあります。
かわいくてオシャレな店も、目を凝らして見れば、古くて汚い建物の表面だけを、きれいに飾って、オシャレな店に見せているだけ、という所がたくさんあります。そして、丹波山村や奥多摩町のように、東京にも自然豊かで、のどかで、静かで景色がきれいなところがたくさんあります。丹波山村や奥多摩町以外にも、たくさんあります。
キャンプの『東京クイズ』で話したように、東京に居る人たち全部が、東京に住んでいるわけではありません。東京
以外の県や街に住んでいて、東京に通ってきているだけの人たちが、とてもたくさんいます。そして、東京に住んでいる人も、生まれつき東京にずっと住んでいる人はごく一部です。みんなと同じように、他の街で生まれ育って、途中から東京に来た人がとても多いです。
東京はいつでもどこでも、にぎやかで、華やかで、オシャレで、そこに居る人もいつもにぎやかに、華やかに、オシ
ャレに暮らしているわけではありません。そう見えているかもしれませんが、それは『イメージ』です。イメージは事実をきちんと全部表わしてはいません。間違ったこと、事実と違うことも、イメージの中にはたくさん含まれています。
イメージだけじゃなく、正しいこと、事実を見るためには、『目を凝らして見る』ことが大切だと思います。目立つ
ところだけでなく、ちょっと見るところを変えて、普段は見ないようなところも、よーく見てみる。
東京でも、他の街でも、良い所と、良くないところは必ずあると思います。比べてみて、どっちの方が上、という事
は無いと思います。でも、よーく目を凝らして見れば、普段自分たちが住んでいる街や近所にも、いままで気づかなかった良い所、見えなかった事が、見えてくるかもしれません。
だから、どこの街に暮らしても、どんな生活をしていても、『目を凝らして見る』ことは、とっても大切なことだと
思っています。イメージだけで決めつけず、目を凝らしてよーく見てみてください。次に東京に来た時も。

こども・わらずキャンプ楽会 渡辺和浩

ファイル 277-2.jpg

●保護者向け  キャンプ後記   「中学生の膝の上に乗って、感じたこと」

今回特に嬉しかったのは、小学生時代に参加していたけど、中学進学後は参加できなかった中学三年生が数人、参加
してくれたことでした。数年ぶりにあった彼らは目を疑う(笑)くらい大人になっていました。そして、小中学生時代にこどもとして参加してくれていた高校一年生が2人、新たに大人スタッフに加わってくれました。
彼ら中学・高校生の活躍はここに書ききれないくらいですが、特に強いショック(笑)を受けたのは、彼らが小学低
学年の子たちを、膝に乗せて抱きかかえて面倒見ている姿を見た時でした。ほんの数年前、彼らがまだ小学低学年の頃は、私の膝の上に乗って面倒見てもらっていた子たちが、今は逆に膝に乗せる側になっている!!彼らが小学低学年の子の面倒をよく見てくれたので、年嵩のスタッフは、低学年の子の面倒を見ることはなく済んでしまったくらいでした。
調子に乗って、私も中学生の膝の上に乗って、一瞬抱きかかえられ面倒を見てもらいました(笑)。
彼らが参加してくれたことで、小学生から50代まで、様々な年代、立場の人がまんべんなく揃った、きれいな『縦
割り』集団が出来上がりました。学校が典型ですが、普段の多くは『横割り』の集団(同年齢・同じ地域の人間が集まった集団)を基本とすることが多いと思います。縦割り・横割りそれぞれに良い所、欠点はありますが、横割りの欠点は、同じ年齢・地域という事から『同じこと・公平なこと』に重きが置かれ、同調意識が強く働き、違うことを認めにくく、違う・外れた人には風当たりが厳しいという面があると思います。なので、周囲を気にして自分を抑えたり、経験できる事の幅も狭くなります。そして、少しの年齢の違いで、先輩=後輩として異年齢が分断されてゆく。
縦割りでは、異年齢が分断されることなく、互いを認め関わり合ってゆく術を、学ぶことができます。そして、違う
事が前提の集団なので、人との基本的な関わり方さえ学べれば、自分を抑える必要は少なくなり、自分の個を表現しやすくなります。また、時に年上、時に年下の立場になったり、人の面倒を見る側になったり、その逆になったり、それぞれが出来ること、出来ないことを活かしたり、補い合ったりと、活動や経験の種類・幅が広くなります。
私個人の経験ですが、自分の10代後半から20代前半の時期は、周りに同年齢の友人・知人はほとんどおらず、一番近くて3~4歳上。20代後半から60代の人がたくさん、友人・知人として居て付き合っていました。彼らは社会に向けた様々な活動を行っていたので、たくさんの経験と気づき、知識をもらい、今の自分の礎になっています。
このキャンプが少しづつそういう集団・活動になってきたこと、それも参加者だったこどもたちが加わることで実現
しつつあることが、今回のキャンプで一番嬉しく思いました。同時に、長い期間続けていないと、こういう形にはならない。7年続けてきたからこそ経験できる、嬉しい出来事なのだなと、活動開始からの時間を実感しました。
彼ら高校生スタッフや、中学三年生の姿を見ていたからか、今回は他の小・中学生からも、「高校生になったらスタッフで参加したい」「私がスタッフになる頃まで、このキャンプは続いている?」という話を、複数の子どもから
言われました。これからも、こういう子たちを巻き込みながら、もっと楽しい集団にしてゆきたいと思っています。

こども・わらずキャンプ楽会 渡辺和浩

Share

コメント一覧

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
削除キー